目次
配列
配列とは
配列とは、複数の数字や文字列をまとめて格納できる変数です。関連性のあるデータをまとめて管理したいときに便利です。下図のようにイメージすると、配列の考え方を理解しやすいと思います。配列「$animals」に、5種類の動物の名前を格納する場合を図示しています。

配列の要素の1つ1つには、今まで扱ってきた変数のように値を格納することができます。また、それぞれのボックスには「キー」と呼ばれる番号が振られています。この例では配列$animalsの0番目のボックスに「dog」という文字列が入っています。
配列のサンプルコード
配列の変数名は、通常の変数名と同じように$から始まります。配列を作成する方法は次の2つがあります。
- array関数を使う
- []を使う
array関数を使って配列を作成するサンプルコードとその実行結果を示します。arrayの()の中で配列の要素を指定しています。実行結果で、array関数で指定した順番にキーが割り当てられていることが分かります。
コード
1 2 3 4 | <?PHP $animals = array("dog", "fox", "mouse", "rabbit", "cat"); var_dump($animals); ?> |
実行結果
array(5) {
[0]=>
string(3) “dog”
[1]=>
string(3) “fox”
[2]=>
string(5) “mouse”
[3]=>
string(6) “rabbit”
[4]=>
string(3) “cat”
}
次に[]を使って配列を作成するサンプルコードとその実行結果を示します。[]で配列を作成するときにキーを指定しないと、自動的にゼロから割り当てらていきます。実行結果は「array1.php」と全く同じです。
コード
1 2 3 4 5 6 7 8 | <?PHP $animals[] = "dog"; $animals[] = "fox"; $animals[] = "mouse"; $animals[] = "rabbit"; $animals[] = "cat"; var_dump($animals); ?> |
実行結果
array(5) {
[0]=>
string(3) “dog”
[1]=>
string(3) “fox”
[2]=>
string(5) “mouse”
[3]=>
string(6) “rabbit”
[4]=>
string(3) “cat”
}
連想配列
連想配列とは
連想配列では、キーに文字列を使います。連想配列のイメージを下図に示します。例えば5種類の動物の個体数を配列で表現したいとき、キーが数字だとキーと何の動物が対応しているのか把握しておく必要があります。場合によっては混乱を招いてしまうと思います。こうしたとき、キーから配列の要素の内容が連想やすい連想配列を使うと便利です。この例ではキーを動物名にして、要素の内容を連想しやすくしています。

連想配列のサンプルコード
連想配列も通常の配列と同じように、次の2つの方法で作成することができます。
- array関数を使う
- []を使う
array関数を使って連想配列を作成するサンプルコードとその実行結果を示します。連想配列の場合は、arrayの()の中で「キー => 値」とう形式で指定します。この演算子「=>」はダブルアロー演算子と呼びます。実行結果から「動物名」と「個体数」が関連づけられていることが分かります。
コード
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 | <?PHP $population = array( "dog" => 30, "fox" => 20, "mouse" => 20, "rabbit" => 10, "cat" => 40 ); var_dump($population); ?> |
実行結果
array(5) {
[“dog”]=>
int(30)
[“fox”]=>
int(20)
[“mouse”]=>
int(20)
[“rabbit”]=>
int(10)
[“cat”]=>
int(40)
}
次に[]を使って連想配列を作成するサンプルコードとその実行結果を示します。通常の配列を作成したときと同様です。実行結果は「array3.php」と全く同じです。
コード
1 2 3 4 5 6 7 8 | <?PHP $animals["dog"] = 30; $animals["fox"] = 20; $animals["mouse"] = 20; $animals["rabbit"] = 10; $animals["cat"] = 40; var_dump($animals); ?> |
実行結果
array(5) {
[“dog”]=>
int(30)
[“fox”]=>
int(20)
[“mouse”]=>
int(20)
[“rabbit”]=>
int(10)
[“cat”]=>
int(40)
}
まとめ
今回はPHPの「配列」について紹介しました!次回は「関数」について扱う予定です!!
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