【初心者向け】PHP 条件分岐を理解しよう!

目次

条件分岐

PHPの条件分岐の構文「if」、「else」、「else if」について扱います。条件を指定するために「比較演算子」というものを使います。次の表にPHPで使える「比較演算子」を示します。

演算演算子機能
等しい==AとBの値が等しいときTRUE
等しい===AとBの値が等しく型も等しいときTRUE
等しくない!=AとBの値が等しくないときTRUE
等しくない!==AとBの値または型が等しくないTRUE
より大きい>AがBより大きいときTRUE
以上>=AがB以上のときTRUE
より小さい<AがBより小さいときTRUE
以下<=AがB以下のときTRUE

条件分岐のサンプルコード

各条件分岐の構文とサンプルコード、実行結果を示します。

if構文

ひとつの条件を満たす場合にのみ処理を実行する場合には「if構文」を使って、次のように書きます。

if ( 式 ) {
処理
}

式の結果が「TRUE」であれば{}の中の処理が実行されます。処理の流れを図示すると、次のようになります。

if構文のサンプルコードと実行結果を示します。次のコードでは、変数$aの値が「10」より大きいときに、{}内の処理が実行されます。今回の場合、変数$aには「15」を代入しているので、実行結果で「a > 10」と出力されています。if構文の処理が正しく実行されていることが分かります。

コード

実行結果

$ php if.php
a > 10
a: int(15)

else構文

if構文が成立しなかったときの処理を指定したい場合には、「else構文」を使って次のように書きます。

if ( 式 ) {
式の条件に当てはまるときの処理
} else {
式の条件に当てはまらないときの処理
}

「if構文」の後ろに「else構文」をつけることで、条件に当てはまらないときにも処理をさせることができます。処理の流れを図示すると、次のようになります。

else構文のサンプルコードと実行結果を示します。このコードでは、変数$aの値が「10」より大きいときに「a > 10」と出力され、そうでないときには「a <= 10」と出力されます。今回の場合、変数$aには「5」を代入しているので、実行結果で「a <= 10」と出力されています。else構文の処理が正しく実行されていることが分かります。

コード

実行結果

$ php else.php
a <= 10
a: int(5)

else if構文

if構文の条件に当てはまらなかった際に、再度条件を指定したい場合には、「 else if構文」を使って次のように書きます。

if ( 式1 ) {
式1の条件に当てはまるときの処理
} else if ( 式2 ) {
式1の条件には当てはまらないが、式2の条件に当てはまるときの処理
} else {
どの式の条件にも当てはまらないときの処理
}

式1の条件に当てはまるときはif構文の{}内の処理、式1の条件に当てはまらず式2の条件に当てはまるときはelse if構文の{}内の処理、どの式の条件にも当てはまらないときはelse構文の{}内の処理するが実行されます。処理の流れを図示すると、次のようになります。

else if構文のサンプルコードと実行結果を示します。このコードでは、変数$aの値が「10」より大きいときに「a > 10」と出力され、「10」より小さいときには「a < 10」、どちらの条件にも当てはまらないときには「a = 10」と出力されます。今回の場合、変数$aには「9」を代入しているので、実行結果で「a < 10」と出力されています。else if構文の処理が正しく実行されていることが分かります。

コード

実行結果

$ php elseif.php
a < 10
a: int(9)

まとめ

今回はPHPの「条件分岐」について紹介しました!次回は「繰り返し処理」について扱います!!

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