私はサイトをXserver上で運用しているのですが、XserverではすでにPHP7.4が利用可能となっています。
PHPのバージョンアップ自体はXserverのサーバーパネルから簡単に行えるのですが、バージョンアップによってサイトの表示が崩れてしまうこともあり、場合によって対応の必要が出てきます。
実際、私も最初PHP7.4に変更した時に、サイトの表示が崩れてしまい、いったん元のPHP7.2に戻して原因を調査することにしました。
自分の作業記録と、他の方のお役に立てるのではないかと思い、記事として残すことにしました。
目次
PHP7.4で表示が崩れた原因
今回はPHPのバージョンアップでサイトの表示が崩れたので、下記いずれかのプログラムがPHP7.4の構文に対応してないのではないかと考えました。
- WordPress本体
- テーマ
- プラグイン
私の場合、1〜3のいずれについても、更新の情報があれば必ず更新するようにしていました。
このため、最終更新日が古いものを調査の候補として挙げることにしました。
1のWordPress本体と2のテーマについては、頻繁に更新がされていましたので、この時点で調査の対象外としました。もし、WordPress本体や使用しているテーマに自身でカスタマイズを入れているのであれば、これらも調査対象とすべきだと思います。
残る希望は3のプラグインです。
プラグインの最終更新日については、WordPress管理画面のプラグインの新規追加ページで確認できます。
インストール済みのプラグインの最終更新日を調べたところ、「Crayon Syntax Highlighter」というプラグインの最終更新日が5年前になっていました。

とりあえず「Crayon Syntax Highlighter」を停止して、PHPのバージョンアップをして様子を見ることにしました。
幸運なことに、サイトの表示は崩れなくなりました。つまり、このプラグインがPHP7.4に対応していなかったことが原因ということです。
Crayon Syntax Highlighterのバージョンアップ
原因は分かったので、PHP7.4に対応している新しいバージョンの「Crayon Syntax Highlighter」を探すことにしました。
通常であれば、WordPressの管理画面でプラグインのバージョンアップを行えるのですが、そのバージョンだとPHP7.4に対応していないので、自分で探す必要があります。
最悪自分でプログラムを修正しようかとも考えていました。
情報を探していると、PHP7.3に対応したというGitHubのRepositoryを見つけました。
https://github.com/Crunchify/crayon-syntax-highlighter
素晴らしい!
早速ZIPでソースをダウンロードして、WordPressの管理画面からインストールしました。
ちなみに、プラグインを有効化する前に古いプラグインを停止・削除しておく必要があります。
そうしないと、あなたはここでもエラーに遭遇することになります。
プラグインを有効化してからXserverの管理画面に戻り、祈りながらPHPのバージョンを7.4にしました。
成功です!
無事PHPのバージョンアップ作業が完了しました。
まとめ
今回は私が実施したPHP7.4へのバージョンアップ対応を紹介しました。
対応としてはプラグインの「Crayon Syntax Highlighter」のバージョンアップを行うだけで済みました。
このプラグインはWordPressにソースコードを載せるためにインストールしたものですが、最近は「GitHub Gist」で埋め込むようにしていますので、あまり使用しなくなってきました。
過去の記事については、Gistへ置き換える対応も検討しようかと思いました。
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