【初心者向け】macOSで”hello PHP!”を表示してみよう!

最近、自分でWordPressをカスタマイズしてみたいと思い、PHPの勉強を始めました。その記録を残していきます。

目次

PHPとは

PHPはWebアプリケーションを作ることに特化したプログラミング言語です。文法が覚えやすく、JavaやCに比べると学習難易度が低いと言われています。ちなみに、私のMacには最初からインストールされていました。

http://php.net

PHPで”hello PHP!”を表示してみよう

PHPを実行する手順は、次の通りです。

  1. Macのターミナルを起動して作業ディレクトリ作成する
  2. テキストエディタでコードを書く
  3. ターミナルでコードを実行する

ターミナルの操作

まずはMacのターミナルの操作について説明します。

ターミナルとは

ターミナルとは、コマンドと呼ばれる命令文によってPCの操作をするアプリケーションです。Windowsではコマンドプロンプトと呼ばれるアプリケーションがありますが、これとほぼ同じものです。

ターミナルの使い方

Macでは、最初からターミナルがインストールされています。以下のフォルダにあるので、ダブルクリックして起動させてください。

Finder -> アプリケーション -> ユーティリティ -> ターミナル

Macのターミナで使用できる、基本的なコマンドを3つ紹介しておきます。

cd

作業するディクトりを移動するコマンド。次のようにして使うのが基本です。

$ cd ディレクトリ

例えば、現在のディレクトリ内のworkディレクトリへ移動する場合には、次のコマンドをターミナルで実行します。

$ cd work

ホームディレクトリへ移動するには、次の通りcdだけを入力します。

$ cd

あるいは、下記のコマンドでもホームディレクトリへ移動できます。

$ cd ~
ls

ファイルやディレクトリの情報を表示するコマンドです。次のコマンドを実行すると、現在いるディレクトリ内のファイルやディレクトリが一覧表示されます。

$ ls

これが基本の使い方ですが、lsコマンドには多くのオプションが用意されています。

mkdir

ディレクトリを新規作成するコマンドです。次のようにして使うのが基本です。

$ mkdir ディレクトリ

例えば、現在のディレクトリ内に、workというディレクトリを作成するには、ターミナルで次のコマンドを実行します。

$ mkdir work

PHPのコード作成

まず「cd」コマンドで作業するディレクトリ(コードを作成する場所)に移動します。私の場合は、iCloud Drive内に作業用のディレクトリを作成することにしました。

iCould Driveはどこにあるのか?

iCloud Driveは、ホームディレクトリ内の「Library/Mobile Documents/com~apple~CloudDocs/」にあります。ターミナルでこのディレクトリに移動するには、次のコマンドを実行します。ここで、「Mobile」と「Documents」の間に半角スペースが入っていることに注意してください。

$ cd ~/Library/Mobile\ Documents/com~apple~CloudDocs/

作業ディレクトリとコードの作成

まず作業ディレクトリを作成しておきます。次の4つのコマンドを実行することで、iCloud Driveに「work」というディレクトリを作成して、さらに「work」ディレクトリ内に「PHP」というディレクトリが作成されます。私はこの「PHP」ディレクトリ内にコードを作成することにしました。

$ mkdir work
$ cd work
$ mkdir PHP
$ cd PHP

作業用のディレクトリに移動したら、次に「vim」というテキストエディタでコードを作成していきます。次のコマンドをターミナルで実行すると、「hello.php」というファイルを「vim」で開くことができます。(ディレクトリ内に「hello.php」というファイルが無ければ、新規作成される)

$ vim hello.php
vimが起動すると、次の画面が表示されます。vimには、「ノーマルモード」と「インサートモード」という2つのモードがあります。

vimを起動したときは、「ノーマルモード」になっています。

キーボードの「i」キーを押すと、ノーマルモードからインサートモードに切り替わります。モードが切り替わると、画面左下に「INSERT」と表示されます。

この状態で、下記のコードを入力します。

入力ができたら、キーボードの「esc」キーを押して、インサートモードからノーマルモードへ切り替えます。モードが切り替わると、画面左下に表示されていた「INSERT」が消えます。
キーボードで「:wq」入力して、vimを終了します。これは編集内容を保存してvimを終了するコマンです。

コードを実行

いよいよ作成した「hello.php」を実行します。次のコマンドをターミナルで実行すれば、作成したプログラムが実行されます。

$ php hello.php

実行すれば、「hello PHP!」という文字列が表示されます。

$ php hello.php
hello PHP!

ビルトインウェブサーバで実行

PHPには開発の支援用としてウェブサーバーの機能が組み込まれています。

https://www.php.net/manual/ja/features.commandline.webserver.php

ウェブサーバーを起動するには、次のようなコマンドを実行します。

$ php -S localhost:8000

ウェブサーバーが起動したら、ブラウザのアドレスバーに「localhost:8000/hello.php」と入力してみてください。

画面に「hello PHP!」と表示されるはずです。

まとめ

今回はMacでPHPを実行する方法を紹介しました。今後もPHPの勉強を継続していきます!!

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