目次
四則演算
PHPでは文字列の操作だけでなく、四則演算もできます。四則演算とは「足し算」、「引き算」、「掛け算」、「割り算」の4つの基本的な演算のことです。ここでは代表的な算術演算子を紹介します。
演算 | 演算子 | 機能 |
---|---|---|
加算 | + | 足し算を行う |
減算 | – | 引き算を行う |
乗算 | * | 掛け算を行う |
除算 | / | 割り算を行う |
乗除 | % | 割り算の余りを求める |
四則演算のサンプルコード
各算術演算子のサンプルコードとその実行結果を示します。
加算
加算のサンプルコードと実行結果を次に示します。まず変数$aに10、変数$bに5をそれぞれ代入して、$a+$bの計算結果を$cに代入しています。実行結果から10+5の計算が正しく実行されいてることが分かります。
<コード>
1 2 3 4 5 6 7 | <?php $a = 10; $b = 5; $c = $a + $b; echo "c:"; var_dump($c); ?> |
<実行結果>
c:int(15)
減算
減算のサンプルコードと実行結果を示します。まず変数$aに5、変数$bに10をそれぞれ代入して、$a-$bの計算結果を$cに代入しています。実行結果から5-10の計算が正しく実行されいてることが分かります。
<コード>
1 2 3 4 5 6 7 | <?php $a = 5; $b = 10; $c = $a - $b; echo "c: "; var_dump($c); ?> |
<実行結果>
c: int(-5)
乗算
乗算のサンプルコードと実行結果を示します。まず変数$aに-5、変数$bに3をそれぞれ代入して、$a*$bの計算結果を$cに代入しています。実行結果から-5*3の計算が正しく実行されいてることが分かります。
<コード>
1 2 3 4 5 6 7 | <?php $a = -5; $b = 3; $c = $a * $b; echo "c: "; var_dump($c); ?> |
<実行結果>
c: int(-15)
除算
乗算のサンプルコードと実行結果を示します。まず変数$aに6、変数$bに3をそれぞれ代入して、$a/$bの計算結果を$cに代入しています。実行結果から6/3の計算が正しく実行されいてることが分かります。
<コード>
1 2 3 4 5 6 7 | <?php $a = 6; $b = 3; $c = $a / $b; echo "c: "; var_dump($c); ?> |
<実行結果>
c: int(2)
この場合、変数$cは整数型となっています。では整数同士の乗算で、割り切れない場合にはどうなるでしょうか。次のコードで試してみます。変数$aに10を代入するようにしました。実行結果を確認すると、変数$cの型式が浮動小数点数型になっています。このように、計算結果に小数点を含む場合には、浮動小数点数型で返されます。必要に応じて型式が変換されることは前回の「PHP 基本の型を理解しよう!」で紹介しました。
<コード>
1 2 3 4 5 6 7 | <?php $a = 10; $b = 3; $c = $a / $b; echo "c: "; var_dump($c); ?> |
<実行結果>
c: float(3.3333333333333)
乗除
乗算のサンプルコードと実行結果を示します。まず変数$aに10、変数$bに4をそれぞれ代入して、$a%$bの計算結果を$cに代入しています。実行結果から10%4の計算が正しく実行されいてることが分かります。
<コード>
1 2 3 4 5 6 7 | <?php $a = 10; $b = 4; $c = $a % $b; echo "c: "; var_dump($c); ?> |
<実行結果>
c: int(2)
まとめ
今回はPHPで扱える算術演算子の紹介をしました!次回は論理演算子について扱います!!
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