目次
論理演算
PHPには論理型の演算を行うための演算子も用意されています。今回は論理演算子のうち、代表的な3つを紹介します。
演算 | 演算子 | 機能 |
---|---|---|
論理積(AND) | && | AとBが共にTRUEの場合TRUE |
論理和(OR) | || | AかBのどちらかがTRUEの場合TRUE |
否定(NOT) | ! | AがTRUEでない場合TRUE |
論理演算のサンプルコード
各論理演算子のサンプルコードとその実行結果を示します。
論理積
論理積は、すべてが「TRUE」のときにのみ結果が「TRUE」になります。1つでも「FALSE」が含まれていると、結果は「FALSE」になります。

論理積のサンプルコードと実行結果を示します。変数$a、$b、$c、$dには、それぞれ論理積の演算結果を格納しています。$cと$dのように、一度に複数の演算を行うこともできます。実行結果から、各論理積の演算が正しく実行されていることが分かります。
コード
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 | <?php $a = true && true; $b = true && false; $c = true && true && true; $d = true && true && false; var_dump($a); var_dump($b); var_dump($c); var_dump($d); ?> |
実行結果
bool(true)
bool(false)
bool(true)
bool(false)
論理和
論理和は、1つでも「TRUE」のとき、結果が「TRUE」になります。結果が「FALSE」になるのは、演算対象がすべて「FALSE」のときのみです。

論理和のサンプルコードと実行結果を示します。変数$a、$b、$c、$dには、それぞれ論理和の演算結果を格納しています。論理積の演算と同じように、一度に複数の演算を行うこともできます。実行結果から、各論理和の演算が正しく実行されていることが分かります。
コード
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 | <?php $a = true || true; $b = true || false; $c = false || false; $d = true || false || false; var_dump($a); var_dump($b); var_dump($c); var_dump($d); ?> |
実行結果
bool(true)
bool(true)
bool(false)
bool(true)
否定
否定は、「TRUE」を「FALSE」に、「FALSE」を「TRUE」に反転(否定)する性質を持っています。

否定のサンプルコードと実行結果を示します。変数$a、$b、$c、$dには、それぞれの演算結果を格納しています。実行結果から、各否定の演算が正しく実行されていることが分かります。変数$dの表示が「FALSE」になっていることに注意してください。このように()を使った場合、()内の演算が先に行われ、その結果が反転します。
コード
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 | <?php $a = !true; $b = !false; $c = !true || true; $d = !(true && true); var_dump($a); var_dump($b); var_dump($c); var_dump($d); ?> |
実行結果
bool(false)
bool(true)
bool(true)
bool(false)
まとめ
今回はPHPで扱える論理演算子の紹介をしました!次回は制御構文について扱います!!
コメントを残す