【初心者向け】PHP 繰り返し処理を理解しよう!

目次

繰り返し処理

今回はPHPの「繰り返し処理」について紹介します。「for構文」、「while構文」、「do while構文」の3つの構文について扱います。

for構文

「for構文」はループ(繰り返し)を行う構文で、次のように書きます。

for ( 式1; 式2; 式3 ) {
繰り返し行う処理
}

ここで、式1、式2、式3はそれぞれ次のような役割を持っています。

式1 ▶︎ 繰り返し処理の前に一度だけ実行され、変数の初期化に使われます。

式2 ▶︎ 繰り返し処理が実行される条件を設定します。式1で初期化した変数がどういう条件のときに繰り返し処理を実行するか、指定します。

式3 ▶︎ 式1で初期化した変数をいくつずつ増やす、あるいは減らすかを指定します。

「for構文」の繰り返し処理の流れを図示すると、次のようになります。

while構文

「while構文」は指定した条件が成り立っている間はずっとループするという制御構文です。指定した条件によっては、無限ループになってしまうので、注意が必要です。「while構文は」は、次のように書きます。

while ( 条件式 ) {
繰り返し行う処理
}

「while構文」の繰り返し処理の流れを図示すると、次のようになります。

do while構文

「do while構文」は、条件式の判定を繰り返し処理の後に行います。このため必ず一度は処理が実行されます。先ほど紹介したwhile構文では、繰り返し処理の後に条件式の判定を行うので、一度も処理が実行されないこともあります。

do {
繰り返し行う処理
} while (条件式)

「do while構文」の繰り返し処理の流れを図示すると、次のようになります。

繰り返し処理のサンプルコード

繰り返し処理のサンプルコードと実行結果を示します。

for構文のサンプルコード

for構文のサンプルコードと実行結果を示します。次のコードでは、変数$iを繰り返し処理の前に1を代入して初期化しています。条件式$i<=5がTRUEの場合、var_dump関数で変数$iの型と値を表示した後、$i=$i+1で変数$iに1を足します。実行結果からfor構文の処理が正しく実行されていることが分かります。

コード

実行結果

$ php for.php
int(1)
int(2)
int(3)
int(4)
int(5)

while構文のサンプルコード

while構文のサンプルコードと実行結果を示します。次のコードでは、まず変数$iに1を代入して初期化しています。while構文の繰り返し処理では、条件式$i<=5がTRUEの間、変数$iの型と値を表示した後、変数$iに1を足しています。処理の内容としては、先ほどのfor構文のサンプルコードと同じです。実行結果からwhile構文の処理が正しく実行されていることが分かります。

コード

実行結果

$ php while.php
int(1)
int(2)
int(3)
int(4)
int(5)

do while構文サンプルコード

do while構文のサンプルコードと実行結果を示します。次のコードでは、先ほどのwhile構文のサンプルと同じように、まず変数$iに1を代入して初期化しています。do-while構文の繰り返し処理では、条件$i<=5の間、変数$iの型と値を表示した後、変数$iに1を足しています。処理の内容としては、for構文とwhile構文のサンプルコードと同じです。実行結果からdo while構文の処理が正しく実行されていることが分かります。

コード

実行結果

$ php do_while.php
int(1)
int(2)
int(3)
int(4)
int(5)

まとめ

今回はPHPの「繰り返し処理」について紹介しました!次回は「配列」について扱います!!

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