今回はPythonの基本的な型と代数演算子について扱います。
目次
数値
数値を扱う型
数値を扱う型には、0、5、-1といった整数を扱う整数型、0.0、1.5、-2.1といった小数点を持つ数値を扱うfloat型があります。前回の記事AnacondaでPythonに入門してみました!で紹介したJupyter NotebookでPythonのコードを実行して、型を確認してみます。
Pythonで型を取得して確認するには、組み込み関数のtype()を使います。次に型を確認するサンプルコードと実行結果を示します。実行結果から各数値が整数か浮動小数点数型になっていることが分かります。
Pythonコード
print(type(0))
print(type(5))
print(type(-1))
print(type(0.0))
print(type(1.5))
print(type(-2.1))
実行結果

代数演算子
Pythonでは下記の代数演算子が用意されています。
演算子 | 例 | 機能 |
+ | a+b | 足し算を行なう |
– | a-b | 引き算を行なう |
* | a*b | 掛け算を行なう |
/ | a/b | 割り算を行なう |
// | a//b | aをbで割った商の整数値を求める |
% | a%b | aをbで割った余りを求める |
** | a**n | aのn乗を求める |
代数演算子を使ったサンプルコードと実行結果を示します。実行結果から各代数演算が正しく実行されていることがわかります。
Pythonコード
1 + 2
2 – 5
10 * 2
6 / 3
9 // 4
9 % 4
5**2
実行結果


文字列
文字列を扱う型
プログラミングにおいて、単語や文章など文字の連なったものを「文字列」と呼びます。Pythonでは、シングルクォーテーションかダブルクォーテーションで囲むことで、文字列を表現することができます。
数値の時と同じように、type関数を使って型を確認してみます。次にサンプルコードと実行結果を示します。ダブルクォーテーションで囲んだものは文字列型となっていることがわかります。2行目の”10″は文字列型、3行目の10は整数型になっていることに注意してください。この違いは演算の結果に影響します。
Pythonコード
print(type(‘hello’))
print(type(“10”))
print(type(10))
実行結果

文字列の演算
先ほど代数演算子を紹介しましたが、足し算「+」と掛け算「*」の演算子は文字列に対しても使うことができます。文字列に演算子を使うサンプルコードと実行結果を示します。
実行結果から「+」が文字列の連結、「*」が文字列の繰り返しであることがわかります。
Pythonコード
“hello,” + “world”
“10” + “10”
“yeah ” * 3
“10” * 3
実行結果

まとめ
今回はPythonの基本的な型と代数演算子について紹介しました!次回は条件分岐について扱う予定です!!
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